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  • 2022/08/01
  • ブログ,予防歯科
フッ素は本当に虫歯を予防してくれるのか
歯医者で虫歯予防のために、歯にフッ素の塗布やフッ素洗口を勧められたことがある方は少なくないでしょう。
しかし、実際に虫歯予防のためにフッ素を利用したことがある方でも、フッ素が虫歯を予防してくれる理由まで知っている方はあまりいないはずです。

ここではフッ素が歯に及ぼす効果などについてご紹介します。

健康な歯でも溶かされては修復するを繰り返している


実は健康に見える歯でも、表面のカルシウムやリンなどのミネラル成分が酸によって溶かされ(脱灰)ています。 一方、唾液には溶けだしたカルシウムやリンを歯に沈着させ、溶けてしまった歯の表面を修復する(再石灰化)働きがあります。 このように歯の表面は脱灰と再石灰化を繰り返しているのです。 脱灰と再石灰化のバランスが取れていれば虫歯になることはないのですが、バランスが乱れて脱灰の時間が長くなり再石灰化の時間が短くなると虫歯になってしまいます。

虫歯予防につながるフッ素の3つの効果


虫歯予防につながるフッ素の効果は以下の3点です。
歯の再石灰化を促進する
歯質を強化する
細菌の酸産生を抑制する

1.歯の再石灰化を促進する


フッ素には、脱灰で溶けだしたカルシウムやリンなどが再び歯に取り込まれて修復される再石灰化を促進する働きがあります。その結果、虫歯になりにくくなるのです。

          

2.歯質を強化する

歯の表面(エナメル質)の主成分は、リン酸カルシウムの一種のハイドロキシアパタイトです。

ハイドロキシアパタイトは酸に弱い成分ですが、フッ素が取り込まれるとフルオロアパタイトと呼ばれる酸に溶けにくい成分に変わります。

エナメル質が酸に溶けにくくなるので虫歯予防になるのです。


3.細菌の酸産生を抑制する

フッ素には細菌の活動を抑制する効果があります。その結果、細菌から歯を溶かす酸の産生が抑えられるため、虫歯予防となります。


まとめ

フッ素が歯に及ぼす効果などをご紹介しました。
フッ素を利用すると虫歯になりにくくなりますが、虫歯にならないわけではありません。
一番の虫歯予防は、生活習慣を見直すことです。
毎日しっかり歯磨きをして、甘い物を食べ過ぎないようにすることが大切です。
また歯医者で定期検診を受けることも虫歯予防になるのでおすすめします。

歯に関するお悩みや治療は、大阪市旭区関目高殿駅近くにある「うらたデンタルクリニック」にご相談下さい。
歯の治療や予防・審美・顎関節症・インプラントなどさまざまな治療を承っております。

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